2013年08月20日(火)
北村物産株式会社
旬の季節に刈り取り、200年前から受け継がれる伝統的な方法で加工した
伊勢ひじきを扱う『北村物産』。素材の味を損なわないよう丁寧に加工されています。
〒515-0509 伊勢市東大淀町187番地
TEL:0596-37-2133 / FAX:0596-37-2134
★第4弾スタート
お盆明けの20日、エシカルツアー第4弾「北村物産 ひじきの加工工場見学」を開催しました。この日もうだるような暑さでした(汗)
北村物産の北村専務にご挨拶いただき、雑談を交えながら生産しているひじきの事や会社について説明していただきました。その後TV番組「青空レストラン」に出演された時の映像を見せてもらいながら、ひじき加工の流れを教えていただきました。
★白衣に着替えていよいよ工場へ
衛生管理のために「作業室入室誓約書」を記入し提出しました。アンケート形式になっており、内容は”風邪はひいていないか”とか”下痢の症状があるか”などでした。作業室内に病原菌を入れないためです。また作業室内を見学するにあたり毛髪などの異物混入を防ぐため、各自白衣セットを受け取りました。帽子、マスク、白衣の三点セットで身を包み、さらにズボンの方には裾を止めるバンドも着用していただきました。
せっかく白衣を着たので記念写真→
★食品加工工場へ潜入!!
見学する工場の方へ移動し、入室まえに入口の所で1人づつ備え付けのエアコンプレッサーを使いホコリ等を吹き飛ばしてもらいました。また中に入り今度は不織布でできたシューズカバーを頂き靴の上から履きました。
最後に消毒スプレーで手を洗いやっと準備完了。このように、日頃からの衛生管理をしっかり行っています。
普段、店に並ぶ商品を買う時には知ることのできない、食品を扱う北村物産の衛生管理に対する意識の高さと徹底した指導・実施により、私達消費者の食の安全が守られていることを現場に来て改めて知ることができました。
★ひじきにご対面
まず見せていただいたのは蒸らし終えたひじき。入荷した原材料のひじきは水で戻し、100℃の蒸気で蒸し上げます。蒸し上げたあとは、お米を炊いた時のように蒸らします。これらの工程を終え、少し冷えたひじきを試食させていただきました。
口の中に入れた途端、磯の香りが広がりました。肉厚なのに柔らかく、噛めば噛むほどひじき独特のうまみが味わえます。
ひじきは陸上の植物で例えると、茎の部分から芽が出ている状態で生息しています。茎の部分が長ひじき、芽の部分が芽ひじきとなります。
写真のように、ひじきを指でつまみそのまま下へ滑らせると長ひじきから生えている芽ひじきが簡単に取れます。それほど柔らかく蒸し上げられてます。
★原材料も拝見!!
蒸す前の原材料のひじきも試食させていただきましが味の方は苦くてしょっぱかったです。ひじきは、海女さんの手によって収穫され、浜で天日干しをします。そしてカラカラになった状態で大きな袋に詰められ、漁業協同組合等に出荷された物が工場にやってきます。
★大きな機械がいっぱい!!
次に見学した所はマイクロバスくらいの大きな機械が5、6台置いてある部屋でした。
蒸らし、機械で乾燥させたひじきは回転式ロータリーで芽ひじきと長ひじきに分離させてます。(写真1)
また、砂などの小さな異物も除去しています。
風力選別機や色彩選別機といった色々な機械を駆使して異物を除去している工程を行う機械です。幾度となく機械を通すことにより異物混入防止に努めています。
また、加工途中に床にこぼれたひじきは、肥料として使用するそうです。
★目視による選別
目視により異物を除去する工程です。
機械が発達しても100%異物除去は難しいので、
人の目で最終確認してるそうです。
皆さん慣れた手つきで次々選別されてました。
こちらは袋詰めする工程。
機械でも袋詰めされてますが、
一部手作業で袋詰めされてます。
早い人では1日に300袋ほど作るそうです。
★ひじきの食べ比べ
工場の見学後、ひじきの食べ比べをさせていただきました。
A~Eで表記されている5種類のひじきを食べ比べ、北村物産が生産している伊勢志摩産の物を当てるゲームです。ぽん酢を付けて食べると味がわかりやすくなるとアドバイスをもらいました。なんでも、ぽん酢を付けて食べ噛み続けているとひじきの味わいがとても強く感じられるそうです。
皆さん味だけでなく見た目をじっくり観察したり、香りを比べたりしながら、一所懸命に伊勢志摩産を当てていました。
工場内に入り加工現場を見学することにより生産者の思いや、
製品のお店に並ぶまでのストーリーを感じる事が出来ました。
ひじきの魅力も沢山聞かせていただき、充実した時間を過ごせたと思います。
お暑い中、皆さんお疲れさまでした。
2020年度より独立行政法人環境再生保全機構の助成金にて
「エシカル消費の啓発活動事業~消費者にできる身近な SDGsとして伝え広げる~ 」と題し、
3つの切り口からエシカル消費の啓発活動を実施させていただきます
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