2013年08月02日(金)
九鬼産業株式会社
創業以来、食べる人の安全性を考え、化学薬品を一切使用せず、圧搾法で作られている120年以上の歴史を持つ『九鬼産業』。製造過程で生じる表皮やごまの搾り粕などを無駄にせず、工夫し、再利用しています。
〒510-0059 四日市市尾上町11
TEL:(059)350-8615
HP :http://www.kuki-info.co.jp/
★第3弾スタート
この日もとても暑い日となりました。
皆様早い時間からお集まりいただきありがとうございます。
今回は事前に「工場訪問者質問表」を郵送させていただき、体温や体調について記入したものを当日提出していただきました。
「質問表」を提出するだけで「工場に見学するぞっ」ていう感じが増します。
★館内にて
ご挨拶と会社紹介のDVDを見させていただきました。
皆様真剣な眼差しでスクリーンを見てました。
DVDは約10分間のもので、
会社の歴史や製品へのこだわりなどについて知ることができました。
100年以上変わることなく受け継がれてきた圧搾法による油を搾る工程。
圧搾機の締め具合を微妙に調整しながら手間暇かけて行われています。
九鬼産業の胡麻の製造は、先進的な機械化とその中に残る、
職人の技が織り成す「こだわりの一品である」ことがわかりました。
★いよいよ工場見学
エシカルツアー初、白衣着用での見学です。
上着をはおり、髪の毛が出ないよう帽子を着用。
足にもズボンの裾を閉じるようにリストバンドのような物を着けました。
人数が多いので、スムーズに回れるよう2班に分かれました。
※上の写真は品質管理や開発等を行
う 「イノベーションセンタ―」の前で
栽培している胡麻です。
茎のところにある袋状の物の
中に胡麻が入っているそうです。
★伝統の技や仕組みを目で堪能!!
工場内の写真撮影はNGでした。代々受け継いできた秘伝の方法は、今も大切に守られています。
海外から輸入された胡麻を一旦貯蔵する倉庫の見学をしたり、大きな機械で大量の胡麻を焙煎してる工場へ潜入したり、長い歴史を感じる工場での搾油工程など順々に見て回りました。最後に機械により次々と胡麻油がビンに入れられ製品となる光景を見せていただきました。
ちなみに、
原材料の胡麻は海外産で港に入った時と自社の貯蔵庫に入れる時の2回に分けて、
残留農薬の検査が行われます。そうやって食の安全を確保しているそうです。
白衣を着た記念に皆様で記念撮影!!
★工場見学後
最初の部屋に戻り白衣を脱いだ後、会社が取り組んでいるエシカルな事についてパソコンとプロジェクターを利用して説明して下さいました。
取り組みは大きく分けて2つ。
1つは中米に位置するニカラグア共和国とのフェアトレードについて。原材料の胡麻は99%外国から輸入し、油を作ったり加工品を作ったりしています。その中にニカラグアとのフェアトレードで取引された胡麻で作っている商品もあるそうです。
現地の生産者さんの胡麻に対する意識は高く、九鬼産業さんとの間にはただ単に「貧困を助ける取引」という位置づけでなく「質の高い商品」をともに消費者へお届けするパートナーという関係が築かれてるようです。
もう1つは度会郡大紀町の紀州林業場・マニュアー工場での再資源化の取り組みについて。製造工程でどうしても生まれてしまうゴマの搾り粕を牛糞などと混ぜ、有機肥料にかえて自社の農園で使用したり、近隣の農家の方々に販売してるそうです。スバラシイィ!!とてもエシカルですね!!
★いよいよ試食
まず4種類のごま油を用意して頂き、香りの違いを楽しみました。
色の濃さに比例して香りの方も強くなるという感じでした。
続いて、試食タイムー!!
バニラアイスに「特選芳醇黒胡麻油」をかけて試食しました。
先に試食した参加者の方から「たくさんかけた方がおいしい!!」
という声が上がり、皆様、多めにかけて食されてました。
↑↑↑左から ・純正太白胡麻油 ・純正金白胡麻油 ・純正ヤマシチ胡麻油 ・純正胡麻油こいくち
★無事終了
最後にアンケートを書いていただき解散となりました。
九鬼産業さんからお土産も頂き嬉しい限りです。
本工場見学を通してより一層、
地元の製品やエシカルな物に好感を持って頂けたら
幸いです。
参加者の皆様お疲れさまでした。
2020年度より独立行政法人環境再生保全機構の助成金にて
「エシカル消費の啓発活動事業~消費者にできる身近な SDGsとして伝え広げる~ 」と題し、
3つの切り口からエシカル消費の啓発活動を実施させていただきます
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